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zoom RSS 藤本ひとみ『皇帝ナポレオン(上・下)』角川文庫

<<   作成日時 : 2007/06/16 01:23   >>

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 本の記事は4月以来止まっていたけれど、その間本を読んでなかったわけではない。と、いうか、ここ最近本読んでるほうだ。でも、まとめるのに結構時間かかるのでほってたというか…ま、そんなことどうでもいいですね。とりあえずこの本、上巻はエロイです。

 上巻と下巻で話の構成が大きく変わる。

 上巻では話の筋が大きく3つに別れていて、それが絡みながら進む。ナポレオンがエルバ島から脱出してくる話と、主人公の新聞記者モンデールがエルバ島以前のナポレオンがどうだったかを取材する話と、取材の中で出会うタリアン夫人とのラブロマンスの部分と、だ。

 そしてタリアン夫人とのラブロマンスがエロイ。

 まあ、構成上面白いし、ナポレオンの話も歴史的に興味深いし、ナポレオンの脇を固める人物群、反ナポレオン側の人物群も丁寧に描かれていて、読み応えは十分だ。そのなかで、ラブロマンスあり、軍記物あり、スタール夫人とのコメディーあり、陰謀あり、といろんなジャンルが中につまっている。

 上巻はナポレオンのパリ到着で終わりを告げる。ナポレオン擁護の記事を書くはずだったモンデールは、タリアン夫人との出会いによって、ナポレオン批判の記事を書くようになり、潜伏活動を余儀なくされてしまう。

 そして下巻。下巻では話の筋は一つに収斂し、ナポレオンの没落が描かれる。モンデールの告発記事という形で皇帝即位前後からモスクワ遠征のナポレオンの裏の部分が語られる。モンデールは陰謀の中で捕らえられ、ナポレオンと共に最後の戦いに向かう。

 そして物語は陰謀劇・復讐劇としてクライマックスへ。

 僕的には上巻の構成が気に入ってたので、下巻になってからは、ちょっと物足りない感じがした。まあ、でも最後のクライマックスは楽しかったかな。

 歴史としてのナポレオンをオーソドックスに読みたい人には、長塚隆二の『ナポレオン(上下)』文春文庫の方がオススメ。物語としてナポレオンが読みたい人は(フィクションという意味ではない)こっちの方がオススメ、という感じだろうか。ま、長塚隆二の方は、オーソドックスである、という事は長所であるにしても、記事をつくってまでという気はしない。それを考えれば、ま、オススメですな。

 
 皇帝ナポレオン〈上〉皇帝ナポレオン〈下〉ナポレオン (上)ナポレオン〈下〉覇者専横の末路
皇帝ナポレオン〈上〉 (角川文庫)

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