EUの次はASEANか?

 今日の毎日新聞によれば、共同体としての東南アジア諸国連合(ASEAN)が2015年にも成立しそうだ。

 もともとASEANは1967年にタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンの五カ国で始まった。その後ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアが加わり、現在のASEAN10となっている。また、数年以内に東ティモールも参加する見通しのようだ。

 97年の首脳会議では2020年実現をうたっていたのだが、今回のセブ宣言で5年前倒しした。ASEAN憲章では「全会一致」と「内政不干渉」の原則を見直そう、という意見もあったのだが、結局これは明記されないことになった。

 大学時代、次の百年はどうなるでしょう、という質問に、EUの様な緩やかな共同体が広がるのでは、と答えたことがあるのだが、EUに続いてASEANも歩みを速め始めた。

 ASEANは早くからある組織だし、一部を除いては、1967年以降ASEAN参加国内では対立危機が起こったこともないので、うまくいく気がする。多民族だし、多宗教なのに深刻な対立は起こっていない。これだけ集まれば、市場規模も拡大し、華僑を中心に開発や外資の導入も進むだろう。

 もちろん問題点もある。一つは各国の政治基盤がしっかりした安定ではないこと。たびたび話題にあがるミャンマーの軍事政権、タイでのクーデター、フィリピンのイスラム武装組織。また地域内でも貧富の差が激しいこと。こうした事は経済発展に関してマイナスな事ばかりである。しかしこうしたことは共同体建設によって解決する部分もあるだろう。

 やはりこれからこうしたゆるい共同体は各地でできていくのだろうか。その中で日本は果たしてどんな道をたどるのだろうか。東アジア共同体の話もちらほら出始めたが、日中韓のみの枠組みではあまりに政治的問題がありすぎる。ASEANよりもだ。

 この何年間、ASEAN10に日中韓が参加するという「ASEAN+3」も行われていたが将来の東アジア共同体をこの13ヶ国にするか、さらにインド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた
16ヶ国にするかで対立が生じたらしい。この辺の動きも将来の日本の動きに関わるもので非常に興味深い。

 しかしそれらの動きを考えても、日本はもっとアジアと緊密な関係を築かねばならないだろう。少子高齢化時代に突入し、21世紀半ばには人口が1億人をきろうかという日本にとって、
余力のある内に共同体を模索し、その中で主導権を握るためにも早く動くべきだと思うが?

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