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2006年最後の記事はやっぱりこれだろう。本日の毎日新聞によれば、30日午前6時に処刑された。しかし、これは果たして賢明な方法だったのか? 最初に言っておくが、もちろんサダム=フセインの罪は重い。方法や過程はともかく、処刑での死は因果応報というものだ。 しかし、今回の、このタイミングでの処刑がベストだったのか、というとイマイチ納得できない。 先ず第一に死刑確定後4日での処刑、ということだ。早すぎやしないか?で、マリキ首相はサダムの支持層だったバース党残党やスンニ派武装組織に和解を求めた…可能なのか?? さらにこの裁判の公正だって疑問だ。「被告に寛容すぎる」という理由で裁判長が交代させられたことがあるし、記事によれば、サダム死刑を急いだマリキ首相はサダム政権によって死刑判決を受け、亡命していた身…私情が見えてしまう。 さらに死刑の直後にアメリカのブッシュ大統領が声明で「民主化への一里塚だ」と発表している。僕はどちらかというと今回はマリキ政権主導の様な気がしているが、アメリカの影響下に執行されたと受け取る人はいるだろうし、そうとれば、ブッシュ、マリキ共に自身の支持を高めるためにこんなに急いだんじゃないか、とかんぐることも可能だろう。 しかし、「人道に対する罪」ねえ。その事に異議はないが、アメリカや反サダム勢力の武力での政権転覆によってサダムが捉えられ、処刑されたとの見方もできる中、白々しい気もする。どっかのA級戦犯への「平和に対する罪」ともビミョウに被る表現だしなあ。 ま、お祝いしたイラク市民もいるわけだから、これによってマリキ政権の基盤が安定すれば、今回の件は成功といえるわけだが、早くもテロ2件56人死亡の記事が出ている。 最後にもう一度強調しておくけど、僕はサダム=フセインが死刑になる事に反対なわけではない。当然の帰結だろう。だけど、今、なされるべきだったかどうかは疑問が残る、ということだ。 2007年のイラクがどうか安定します様に。政治に全く関係ない市民が犠牲になる事が無くなります様に。強く強く祈る。 たぶん、これが今年最後の記事になるだろう。ホントは二冊ほど本を読んでるので、その感想もアップしたいとこだが、たぶん今日は無理。と、いうわけで、読んで下さってる方、どうもありがとうございました。皆様にとって2007年が素晴らしい年になります様に。来年もどうぞ、ごひいきに。良いお年を。 |
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